「VALORANT」コンソール版について開発チームが語る狙いと工夫
VALORANTプロダクションディレクターのArnar Gylfasonは、コンソール版のリリースに関して、次のように語りました。「VALORANTに興味はあっても環境がなくてプレイできない方々が多くいます。コンソール版のリリースを通じて、その状況を変えたいと思っています。」彼らは、PC版と同じ楽しさと競技性を持つゲーム体験をコンソールでも提供することを目指しており、タクティカルシューターとしてのゲームプレイ、技術の研鑽、自己表現を大切にしながら、対戦の品質と公平さを最優先に考えています。また、独自性・品質に優れたカスタマイズアイテムが揃ったエコシステムや、個々の腕前を尊重する活気あるコミュニティーも提供したいと述べています。
コンソール版での競技性の実現と変更点
コンソール版の開発において、Gylfason氏は新しいプラットフォームでも「VALORANTらしい瞬間」を生み出すことを重視しました。単に操作方法を変更するのではなく、PC版と同じゲーム体験を目指すために多くの試行錯誤を繰り返しました。過去のゲームから学び、プレイヤーのフィードバックを重視しながら、コントローラー向けの最適な競技体験を追求しました。その結果、必要に応じて新機能「フォーカス」やエージェントのアビリティーの調整など、ゲームに変更を加えることで、違和感と不公平感のないプレイ感覚を達成しました。また、競技の公平性を保つために、PCとコンソール版のクロスプレイをしない決定も行いました。
プレイヤーに特に伝えたい新機能「フォーカス」
Gylfason氏が特に気に入っている機能は、「フォーカス」です。これは射撃時の感度を下げた新しいモードで、プレイヤーが素早いカメラ移動やエイムを必要とする時(コーナーを覗く、ユーティリティーを避ける)には腰撃ち、高精度射撃を狙う時(クールなヘッドショットを決める時)にはフォーカスモードを使い分けることができます。この機能は、コンソール版でもPC版と同等のゲーム体験を提供することを目指し、開発に際してさまざまな操作方法やゲームパッド感度を試した結果、生まれました。コンソールのシューターに慣れているプレイヤーにも親和性が高く、VALORANTのADSが持つ付加価値も維持できると考えられています。
引用: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000631.000024470.html