
Windows 11「KB5062660」「KB5063878」でSSDアクセス不能になる恐れあり、アップデート前に確認を
現在配信されている Windows 11 24H2向け更新プログラム「KB5062660」および「KB5063878」 において、一部のSSDで深刻な不具合が発生していることが確認されています。原因はまだ明らかになっていませんが、数十GB規模のデータを連続して書き込むと、特定のSSDがアクセス不能に陥るケースがあると報告されています。状況によってはOSを再起動することで復旧する場合もありますが、再起動しても改善せず、最悪の場合はPCの初期化が必要になるケースもあるとのことです。

「Windows11」最新更新プログラムでストレージを認識しなくなる不具合―大サイズファイル操作時に発生、ゲームのアプデ時に発生ともhttps://t.co/35x6o2bIyv
— ⚡Game*Spark⚡ (@gamespark) August 18, 2025
検証では21社のメーカー製SSDを対象にテストが行われ、そのうち12種類で不具合が再現されました。さらに、その中の1種類については再起動しても復旧が不可能となり、データへのアクセスが完全に失われる結果となっています。特にゲームをインストールしているSSDや、大容量データを頻繁に扱うユーザーにとっては被害が大きくなる可能性が高いため注意が必要です。
現時点で問題の根本原因は判明しておらず、Microsoftからも公式な対策は発表されていません。そのため、Windows 11を利用しているPCゲーマーやSSD搭載ユーザーは、当面の間「KB5062660」と「KB5063878」のインストールを控えることが推奨されます。すでに適用している場合には、大容量の書き込み作業を避けつつ、万が一に備えて定期的なバックアップを取ることが安全策といえるでしょう。
VALORANTをプレイしている方も注意が必要です。VALORANTのアップデートは数GB以上になることが多く、今回の不具合条件に重なる可能性があります。さらに、試合中にSSDがアクセス不能になるとクラッシュやデータ破損のリスクもあり、ランク戦では大きな不利益につながりかねません。次回のパッチ配信に備えて、Windows 11環境のプレイヤーはアップデート前にバックアップを取り、必要に応じて問題のある更新プログラムを回避することを強くおすすめします。